「ねぇ先生。最近寝付き悪いの」
私が先生に相談したのは、皆が受験で殺気立つ１２月の話でした。
すでに推薦入試で合格が決まっている子たちは、来るクリスマスに
向けてなんだかそわそわしています。
クラスの中で「○○くんと○○さん、付き合ってるらしいよ」なんて
噂が流れる事もあったり。正直羨ましいと思う気持ちもあります。
でも、私だって好きな人はいます。
それはこのクラスの先生。
今相談しているのも、本当は先生と話したいだけなのかもしれません。
「この時期は大変だよな。先生も経験した。まぁお前なら大丈夫だ」
先生は爽やかに笑ってそんな事を言いました。
『そんな呼び方しないで下さい。下の名前で呼んで！』
そんな事を一瞬思いました。でもそれはおかしい事ですね。
『本当の理由を言ってしまおうか』
そんな事を一瞬考えました。でもダメ。きっと迷惑になるだけです。
先生、この間の放課後の事、覚えてくれていますか？
私、その時始めて先生を意識しだしたんですよ？
きっと先生は覚えていないに違いありません。
それくらい些細な事。でも私にとっては何より大事な事。
『いつかこの気持ちを伝えられたら・・・』
今夜もきっと眠れないんだろうな。
先生。寝違えてねつきわるいの
整体マッサージに行く事をオススメしますw